特別編・シニア徒然ブログ
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いのちの輝き、家族の絆、生きる喜び・働く喜び、良き医療
など、生きる力と感謝感動を全国に発信する。
亡き娘、そして、たくさんの方から「いのちの思い」その思
いを、通じてバトンタッチさせていただきたいと願います。
:鈴木中人(すずきなかと)
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鈴木さんがこのような活動をされるようになったのは、長女の景
子ちゃんを小児がんで失うという辛く悲しい経験を通して、「い
のち」の大切さを深く考え、「いのち」の尊さを強く感じてこら
れたからです。
「いのち」の尊さを強く感じる一方、鈴木さん自身、景子ちゃん
が亡くなったことを受け容れられない日々、受け容れても悶々と
するしかない日々が続いたそうです。
けれども、5年経ったある日、たまたま読んだ本を通して鈴木さん
は、心に響く言葉と出会います。「子どもの供養とは、親が生ま
れ変わること。子どもの分まで生きること」鈴木さんはこの言葉
を読んで涙があふれてきたそうです。
「自分は死を受容しただけだった。自分は何も変わっていない。
何もしていない。景子ちゃん、ごめん・・・」そして、それを機
に、景子ちゃんが託してくれたいのちのメッセージを伝えること
を決心するようになるのです。
自分に託された使命とは…「生き抜く・支え合う・ありがとうの
言葉を大切にして、いのちのメッセージをバトンタッチすること
こそ、自分がすべきことだ」と…。
著書『6歳のお嫁さん』には、そんな鈴木さんの誠実で赤裸々な
思いが綴られています。鈴木さんは、親子で参加する「いのちの
授業」の中で、参加者に、出産の映像を見せるのだそうです。
その映像では、涙を流し苦しむお母さん、血だらけの赤ちゃん…
そして、無呼吸状態で生まれた赤ちゃんが泣き声をあげる瞬間が、
音声とともに映し出されます。
鈴木さんはその後、こうお話するそうです。「あなたはいのちを
かけて生まれてきました。お母さんは、いのちをかけて子どもを
生みました。お父さんは、いのちをかけて見守りました。そのこ
とを心に刻んでください」
「いのちの授業」に参加した中学生がこんな感想を書いています。
「お話を聴いている間、ずーっと涙が止まりませんでした。心に
残ったことは、『子どもを愛していない親なんていない』です。
それまで、親とけんかばかりして、『自分は愛されていない』と
感じていました。でもお話を聴いて、この考えを変えることがで
きました。
私が生まれたときのことを、母が話してくれました。『あんた、
生まれたとき仮死状態やってんよ。ひと言も泣かんでな。ひと言
も泣かんでな。お母さん、必死でおしりたたいてん。
泣いて!泣いて!お願いやから!って。あんたが泣いてくれたと
き、ホンマ嬉しかったわ。やっとこの子の親になれたって』
それを聞いたとき、ちゃんと愛してくれていたとすごく嬉しかっ
たです。涙が止まらなくて、心の中で何回も、「生んでくれてあ
りがとう」って思いました。」…
愛がいのちを大切にする心を育むと書いていらっしゃいます。「
自分は愛されているという実感こそが自己肯定感となり、いのち
を大切にする心を育むと私は考えます。
特に、親から愛されているという実感はその根本です。愛された
人は、人を愛します」自分は愛されていると感じること、感じさ
せること。それがいのちを大切にし、生きていく力になると、考
えています。 …
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前回の流産の時、私の妹が妻に言った無神経な言葉が忘れられま
せん。
「中絶経験があると流産しやすくなるんだって」その言葉に私は
怒り、それ以来妹夫婦とは疎遠になっています。
妻は多くを語りませんが、痛みと失望を抱えて苦しんでいたので
す。今日まで何とか二人で乗り越えてきましたが、三度目の流産
を迎えました。
過去二回の流産の後も「また、頑張ろう」と励ましてきましたが、
今回はただ無言でそばにいるしかできませんでした。実は、三度
目の流産を告げられたとき、私は子供がいない人生を想像し始め
ていたのかもしれません。
私は、冷淡な動物のようです。情けない。「ごめんね…。でも、
もう私、頑張れないかも。もう、駄目だと思う」待合室には妻の
嗚咽だけが響きました。
「ううん…○○(妻の名前)が悪いわけじゃないんだから。これ
ばかりは、運だから…」 言葉を失いました。
その時、妻の隣に4、5歳の男の子が座りました。「あのね、これ
あげるから、もう泣かないで」男の子が差し出したのは、二つの
小さなプラスチック製の指輪でした。
男の子は続けました。「水色のは泣かないお守り。こっちの赤い
のはお願いできるお守りだよ」
「いいの? だって、これ、ボクのお守りなんでしょ?」「うん、
いいの。ボクね、これ使ったら泣かなくなったんだ。もう強い子
だから、いらないんだ」
「赤い指輪は? お願いが叶うお守りなんでしょ?これは、いい
よ」「これね、二つないとパワーがないんだって。おとうさんが
言ってた」
そして男の子は妻の頭を優しく撫でて言いました。「だから、も
う泣かないで」… 彼のお父さんの声が聞こえてきました。
「ゆうき〜、帰るよ〜」男の子は妻の膝に二つの指輪を置き、「
じゃあね、バイバイ」 と言って去って行きました。 …
その後、妻は二つの指輪をしっかりと握りしめていました。私た
ちは迷信を信じない人たちですが、この指輪だけは特別な意味を
持つように感じました。
その日から妻は指輪をキーホルダーにして常に持ち歩いています。
それから2年半後の今年、待望の赤ちゃんが生まれました。2770
グラムの健康な女の子です。
名前は、あの男の子にちなんで「有紀(ゆうき)」と名付けまし
た。ゆうきくん、あの時は本当にありがとう。あの時、あなたに
会えなかったら、今の幸せはなかったかもしれません。
あなたからもらったお守りは、今でも我が家の宝物です。我が家
の有紀も、あなたのように人に幸せを与えられる子に育てたいと
思います。 本当に、ありがとう。 …






